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会長の思い出60

 2015-08-01
1999年、神戸グルメネットで盛気景気(サケケーキ)という
スポンジケーキに灘の吟醸酒を染み込ませて
えびす神社の総本社である西宮神社でお祓いを受けた目出度いお菓子のギフトを発売しました。
これを召し上がると景気が良くなるという謳い文句で売ったのです。
西宮神社の宮司さんや関係者の方もいろいろと力を貸してくれました。

すると会長が「なんで西宮神社や、大阪で一番の神社は住吉大社やろ。
何で住吉っさんでやらんのや。」と言い出すのです。
私は「これは神戸グルメネットでやるんやから阪神間の有名神社でないとダメやし、
お酒ということで灘の西宮のお酒を使うのええし、
何と言っても恵比寿神総本社であるのでお目出度い商品に仕上がります。」と説得したのです。

結局会長は何も言わなくなったのですが、
それからは私に見せつけるかのごとく住吉っさんと接触されるようになって、
どういう事をしていたのか詳しくはわからないのですが、
住吉っさんの写真を撮りまくっていました。

そしてついに住吉っさんの広報係となって写真撮影の依頼を受けるようになり、
イベントを企画するまでになっていたのです。
会長は部外者が入れない所に入れたり、皆さんと友達のように接していただき、
何日も住吉っさんに泊まってくるようになりました。

ある日突然「正月三が日にイベントするから、お前も手伝ってくれ。」と言い出しまして、
その当時は2日から挨拶回りをしていましたから元日だけ出る事にしました。
それは七福神の面をかぶって衣装を着て
初詣の参拝者でごった返す境内を練り歩くというものでした。
会長はよく「神社も参拝者を増やすためにいろんなことを考えなあかん。」と、
商売と同じだという事を言っていました。

私は元旦の早朝に行くなりえべっさん役をやるように言われました。
えべっさんの面を被り、衣装を着て、
左手に作り物の鯛を持ち、右手に竿を持って練り歩くのです。
神主さんと七福神で列をなして歩いていますと、参拝者がどっと集まってくるのです。
私の方にも年輩の方や若い人、男の人女の人、様々な方が
「今年は頼んまっせ。今年は商売が繁盛しますように。お金が儲かりますよう。
今年はええ年になるよう頼んまっせ。」と私の体に触ったり握手をしてきたり、
持っている鯛を撫でたりされるのです。

私みたいなものでいいのかなあ。
神社の人間でも、何か修行した人間でもない、普通の40代の若僧なのに、
何の御利益もないのに大丈夫かなあ、と思ったのですが、
中にはおじいさんが私に抱きついて「頼んまっせ、頼んまっせ。」と懇願されるので、
私がしっかりとえべっさんを演じないと申し訳ないと思い直し、
恥ずかしさを抑えつつ、面をかぶっているから顔は見えないと、心の中で言い聞かせながら
出来るだけ毅然とした態度を保って歩いていますと、
少しずつえべっさんになったような気になってくるのでした。

これは会長は数年続けられ、私も2年続けて元日に役をもらったのですが、
だんだんと正月3が日に集まる人がいなくなり、自然消滅してしまいました。
住吉っさんでは会長は有名になり、会長もますます熱心になっていき、
晩年は住吉っさんとともにあったように思います。

次回もこれについて少し触れたいです。
 
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