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会長の思い出53

 2015-01-01
新年あけましておめでとうございます。
今年も昨年同様、ご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
今年も私の人生に於いて最も強烈な思い出を残してくれた父の事についてお話しますが
60代になって一線からは身を引かれたような感じになられましたので、
今年いっぱいくらいで終わりという事になるでしょう。

前回お話ししましたY氏については、反響がありましたので少し補足いたします。
それまでの大進は、社長の影響力があまりにも強く、
物を売ったり商売が出来る人がいませんでしたから、
私が一人で売りまくり、売れたら自分で配達、
回収でトラブると、私が取りに行ったり問題を解決したりと、
一人で足掻きまくっているという感じでした。
しかしY氏はそれらを一緒にやってくれたのは間違いなかったので、
人間的には問題があっても救いにはなっていました。
肉体だけではなく、精神的にも助かっていました。

ある時、Y氏が影でこそこそ姑息な事をやりますので、
他の営業や社員からY氏に対して反発が起こったのです。
社長が事務所に入ってきた時に、67歳の配車をやっている人はカンカンになって怒り
「裏で何をやっているかわかりまへんで。」
というような事を言っていたような覚えがあります。
そしてよってたかってY氏の批判をし始めたのです。

すると社長は「何をごちゃごちゃ言うとんのや。
お前らどれだけのもの売ってきてんのや。どれだけの商売しとるんや。
もの売ってきて商売してくれる人間の方がよっぽど大事や。」
と一喝したのでした。

社長も、私にはY氏の事を絶えず批判していたのですが、
Y氏の良い部分は評価していたのだと知り、
何とかY氏をまともな人間にしなければいけないと決心したのでした。
しかし、私の力ではそこまでは及ばず、
社長はそれも仕方無しと考えていたのではないでしょうか。
私なんかと比べれば、社長の人間の大きさを感じずにはいられませんでした。

そんな事もあったなあと、Y氏の事について思い出された方にはお話ししたのでした。
 
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【2015/01/07 21:49】 | # | [edit]












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