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会長の思い出3

 2010-09-01
辛い幼少期を送った父は、このままだと自分の人生がダメになると考え、
14歳の時に家出を決意したのです。

いくつか職を変わったようですが、
親戚の紹介で松下電器の木工部に就職し、本気で頑張っていたそうです。
そこで家具を作っていたそうですが、誰よりも仕事が早く、
いろいろ工夫をして一味違った仕事をしたと言っていました。

ある日、松下幸之助社長が工場視察にこられることになり、
社員が3日前位から掃除ばかりするようになりました。
皆仕事が溜まっても放ったらかしだったのですが、
父はお客様を待たせることが許せず、仕事を続けていたそうです。

視察当日、父の仕事場の周りだけ散らかっているのを見て、
松下社長は父の目の前で立ち止まりました。
父は何故そうなっているのかを説明すれば社長なら理解してもらえると思ったようです。

しかし、社長はくるっと向き直って
視察を中止し、帰ってしまったのです。

後で工場長に呼び出された父は一生懸命自分の考えを説明したのですが、
「社長が怒って帰ってしまった。どうするんだ。
お前なんか辞めてしまえ。」と言われ、
「こんな、何も解ってくれない会社なんか辞めてやるわ!」
と言って辞めてしまったのです。
その時、父はまだ15歳でした。

「どうして俺はどこに行っても上手くいかんのや。」
と、落ち込んで歩いていたら、占いが有ったので見てもらったのです。
すると、「あんたは勤めても上手くいかず、続かないだろう。」
と言われて驚いたそうです。

そして更に占い師に
「あんたは人に使われるような人間やないから、
自分で商売をする事を考えたほうが良い。」
と言われ、目の前が開けたような気がしたそうです。

それから商売をする事を決心したのですが、
最初は何をすれば良いのか迷い、いろいろ考えたようです。
「上野公園で半年間寝た。」とも言っていましたが、何をしていたかは聞いていません。

ですが、将来に対する希望に溢れていたので、
恥ずかしいとか、悲しいとかは全然思わなかったと言っていましたし、
この時期の経験で、裸になって何もかも失う事は怖くない、とも言っていました。

そして、大阪天神橋の橋のたもとで菓子を売り出したのです。
 
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