会長の思い出
2010-07-01
全盛時代の会長には、いろんなニックネームが付いていました。すっぽん、鉄人、スーパーマン、変わり者など。
これからもわかりますように、ずば抜けてユニークな人でした。
昭和一桁生まれの人は、個性的な人が多いといわれましたが、
そういう人たちの中でも特に個性的だと言われていました。
息子の私でもどう付き合っていいのか、どう向き合えばいいのかわからずによく悩んだものでした。
そういう人ですから、発想もユニークで、誰も考え付かないようなことを考えたり、やったりしていました。
そんな会長の精神構造は幼い時の家庭の事情に影響されているようでした。
私が幼い時から何度も聞かされた、会長の生い立ちについてしばらく書いてみたいと思いますが、
その前に、会長の人生に大きな影響を与えた会長のお父さん、
私の祖父について書かなければならないと思います。
私が祖父にあったのは一度だけで、
末期癌で亡くなるほんの少し前に病院に入院している時に始めて顔を見た、この一度だけでした。
ですから祖父の事は父から聞いた事しか知りません。
父の話の内容からして、強烈な人だということは想像していましたが、
このたった一度の出会いの時にそれははっきりとしたのでした。
亡くなりかけているのにベッドで暴れたり、
父から「こうして子供達や孫達が来てくれたら嬉しいやろ。」と言われても無視して、
看護婦さんをからかっているのですから。
何を言われても自分の道を行く、やりたい事をやる人だという事は垣間見えたのでした。
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