ある人物の入社
2009-02-01
CJ社の小麦粉調製品も大手ベーカリーに入り順調に伸びていたのですが、1990年末には新規開拓を積極的にする人(仮にY氏としましょう。)が入社し、
弟が配達をしてくれるようになりました。
Y氏はすぐに月間500万円の新規を開拓するので課長の肩書きと年収500万円をほしいと言いました。
私はこのようなタイプの人と仕事をするのは初めてでしたので、おもしろいなと思いました。
また、その当時は4tトラックに乗って配達をしながら、ネクタイを絞めて営業をしていたのですが、
Y氏はトラックに乗り込んできて「一緒にやらせて下さい、仕事を教えて下さい。」と言って来ました。
そして彼も2tトラックに乗って営業してくれるようになったのでした。
砂糖・小麦粉問屋や、中小菓子メーカーに強かった彼は、どんどん新規を開拓するようになっていきました。
私は、長年年中無休で働いていたのですが、
彼も休みも取らず朝早くから夜遅くまで一緒に仕事をしてくれました。
新しい販売先として菓子メーカーさんや問屋さんが増えていったのでした。
しかし、彼の頑張りには裏があったのです。
私の商売のノウハウを短期間につかんで他の問屋に自分を売り込んでいたのでした。
商売は伸びている時にも落とし穴があるのだと教えられました。
結局15年後に裏切られる事になるのですが、
彼の動きを封じながら、良い面だけを引き出すようにしたのです。
すると、結構力を発揮しくれ、いい結果が生まれていったのでした。
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