Kブーム 2
昨今のKブームを第3次韓流ブームとか第4次韓流ブームとか
言っていますが、私のように韓国と長年仕事で接してきた者としては、
第4次だと認識しています。
第3次までは少し年齢層が高い女性中心だったと思うのですが、この
最近のブームは10代20代の若い女性が中心です。
明らかに年齢層が下がり、様相が異なります。
現在のKブームがどの様な展開になってきたか調べていると韓国の
世界戦略が見えてきます。これは、韓国の政治と関わっているようで
もあり、違うようでもある。まず、グローバル化という点では政治も
民間も同じようですが、政治が反日や反米をうたうのと比して、
KカルチャーやKフードは政治の排他的な考えとは一線を画す動きだと
考えます。その国の文化や社会に深く溶け込んでいく、融合とも言える
ものです。
長年韓国のトップ企業であるCJとビジネスをしていると強くそれを
感じます。CJを見ると、日本人が忘れがちなファン作りに徹している
ように思われます。
そもそも商売は、物を売るより人を売らなければいけないと教えられ、
いかに人に振り向いてもらえるか、好きになってもらえるか、ファンに
なってもらえるかを必死に考えたものです。
それが、いつの間にか数字や結果に追われ、商売の根本を忘れがちに
なったと思われ、反省しているところですが、CJにはそれが見えるような
気がするのです。
韓国の優秀な人、優良な企業にはそれが有り、世界に拡散しているという
のですが、なぜそのようになったのか、追ってゆきたいと思っています。