現在の日韓関係について、そして CJグループの動き
戦後最悪の日韓関係という風に言われておりますが、果たしてそうでしょうか。
過去には韓国の反日運動に於いて、日本の国旗や自動車を燃やすパフォーマンス
は何度も見ました。しかし、それが沈静化すると関係が良くなるという様な、
悪化と改善の繰り返しだったように思います。
ただ、今回過去との大きな違いは、韓国の政権が強烈な革新だという事です。
革命と言ってもいいほどの社会変革を目指しているようです。
それに気づいた韓国の人々はどちらを選択するのでしょう。
現在の世論は二分する様々な議論になり、分断を招いているように聞きます。
自由主義陣営にいる私たちは、社会主義のような管理された国になるのは息苦し
く嫌だろうと思うのですが、韓国の状況は違うようです。
まず、景気が最悪の状況にあるという事です。
一流大学を出ても就職できず、日本の企業への就職を勧められるというので
あれば、今の国のシステムへの疑問が生まれます。それが、反体制に結び付く
という流れになっているようです。
しかし、企業は社会主義になると大変ですから、何とか阻止しようとします。
文大統領は企業の声には耳を傾けないという事ですが、側近の不正問題もあり、
敵ばかりつくれませんし、企業が悪化すると韓国経済がより悪化して不満が
噴出しますので、歩み寄らざるを得ない状況でしょう。
日韓企業のトップらが意見交換する日韓経済人会議が、9月24日ソウルで開催
されました。
CJグループの孫会長は、輸出管理の厳格化を巡り「投資と雇用を減らし、企業
の収益性を損なうだけではない。両国経済への否定的な影響は避けられない。」
と指摘し、現状への警戒感をあらわにされたようです。
次の会議は日本でやる事になっており、民間交流で相互理解を図っていこうと
現状打破を推進していこうとされています。
CJグループの動きにはエールを送り、隣国同士が仲良く付き合えればよいと
願っております。