モバックショーでのお客様の声
モバックショーでご提案した中で共感していただいたものに、
世界的な分業の問題がありました。特にアジアの中で顕著になってきています。
台湾の鴻海のような受託工場が増加しました。
パナソニックやソニーがテレビのパネルを韓国LGから調達するようになっています。
最終的にテレビにする技術はソニーの方が高いですが、
パネルはLGの方が圧倒的に安価で出来ます。
ガソリンも韓国から大量に輸入されています。
原油の価格は日本も韓国も同じですが、精製コストが韓国の方が安いのです。
このような状況は様々な分野で起こっています。
まさに製菓製パン業界においても砂糖がそうでしょう。
砂糖は装置産業であるため、電気代の安い(日本の半額以下)韓国では
低コストでやれます。
また、韓国には製糖工場が3つしかなく、1工場の生産量が莫大です。
CJの製糖工場は1工場で年間60万トンです。
そして、物流費が低い韓国はインフラが非常に低コストです。
韓国のコンテナ船は日本の何処の小さな港にも着けることが出来、
しかも海上運賃が驚くほど安いので、
日本の至る所に砂糖調製品を届けることができます。
日本は砂糖を作る技術は高いものがあり、
上白糖から希少糖までいろいろな砂糖を作れますが、
グラニュー糖だけを安く高品質で作る力は韓国の方が上回っています。
製菓製パン業界における砂糖は、これからも韓国製品が増加してゆくだろうと思います。