CJとの取引の歴史
1988年12月 CJから初めての小麦粉調製品のサンプル(25Kg袋)が届きました。
薄力1等粉 52%と砂糖 48%のミックス粉で、品名はDJ-1と名付けました。
この最初のサンプルは、京都の小麦粉問屋さんに行きました。
京都の老舗のそばぼうろ屋さんでテストされ、合格し、
1コンテナー18tの注文につながりました。
その月のうちに1コンテナーが入荷し、納入にこぎつけました。
最初のコンテナーは大進の倉庫に入ってきたのですが、
粉屋の習慣としてトラックのドライバーが荷下ろしをしてパレットに積んでくれて、
我社はそのパレットを倉庫に入れるだけだと思い込んでいました。
すると、コンテナーを運んできたドライバーは
「我々は荷物を降ろしたりしない。それは禁じられている。」と言うのです。
粉屋のドライバーは、荷物を降ろすどころか、
指定された場所まで ビルの4階であろうが、地下であろうが、
遠く離れていようが、2袋づつ時には3袋づつでも担ぐのが当たり前でしたから、
怒りを覚えたのですが、それが決まりであると言われると仕方がありません。
その頃は未だ32歳で、25Kg 袋の小麦粉を毎日数百袋担いでいましたから平気でしたが、
慣れないので2人で1時間半ほどかかってしまいました。
それからしばらくは、1人か2人でコンテナーを下ろすことになるのでした。
これが最初のコンテナーの入荷でしたが、この時は何の問題もなく意外なほどでした。
因みにDJ-1の名DJと言うのは、大進ジャパンの頭文字を取って命名しました。
配合が薄力粉と砂糖が52%と48%となっているのは、半々で良かったのですが、
砂糖が50%未満だと関税率が4%安くなるからでした。
CJから最初のコンテナーの輸入は1988年末という事になりました。