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CJとの取引の歴史

 2018-11-01

1988年10月に初めて韓国へ行き、

ソウルのCJの製粉工場を訪問した時に聞いた大阪事務所に、翌11月に伺いました。

江坂にある倉庫内に事務所があるという事で行ったのですが、その住所に見当たりません。

探しているうちに日が暮れ暗くなってきましたので、車を停めて歩いて探し回りました。

すると、そんなに大きくない倉庫のシャッターの横に、

小さな第一製糖大阪事務所という看板を見つけたのでした。

シャッターが少し上がって空いていましたので、覗いてみました。

中は真っ暗でしたが、段ボールボックスが大量に積み上げられており、奥に人影が見えました。

「第一製糖の事務所ですか」と大きな声で尋ねると「そうです」と返ってきました。

そして、電気がつき奥の小さな部屋に通されました。

この方が金 正冠(キム ジョンガン)事務所長でした。

所長といっても、大阪事務所はこの方一人だけでした。

この方が、大進の初代担当者になる人でした。


私は、ソウルでの工場の話をし、小麦粉調製品を売ってもらいたい旨、

また どのように売っていくかを説明しました。

金所長は「いくらで欲しいのですか」と即聞いてこられましたので、

希望価格を少し安めに言ったつもりでしたが、

「いいですよ」とニコっと笑みを浮かべて軽く応えられました。

私はもっと安くなるのかなと思いましたので、

「量を売ったらまたもう少し安くしてほしい」とも念のために言いましたら、

それにも金所長は「いいですよ」と。

「それよりも、この積み上げられた段ボールは、第一製糖の焼き肉のタレで、

ソウルオリンピックまでは飛ぶように売れたのですが、

オリンピックが終わってからは全然売れなくなりました。

いくらでもいいから売ってくれませんか」と頼まれました。


私はディスカウントショップをやっていた経験から、そういうものを捌くルートを知っていました。

非常に安価でしたが全部捌いてあげたのです。

つまり、CJの製品で一番最初に販売したのは焼き肉のタレでした。

金所長はすごく感謝してくれました。

そして、小麦粉調製品の販売に入っていったのです。

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Author:㈱大進
小麦粉調製品、砂糖調製品などを取り扱っている大進です。
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