小麦粉調製品の現状とこれから
2016-06-01
小麦粉調製品については、ここ数年減少方向にあります。日本の製粉大手は、下のグレードの小麦粉の価格を上げ、
1等粉・1.5等粉の価格競争をした経緯がありますので、
内外価格差がより一層縮小したように思います。
韓国勢は、下のグレードの粉が韓国内で足りないぐらいですので、
グレードの高い粉しか日本に売れない事情があります。
日本の上のグレードの小麦粉が安くなって、
弊社がやっている小麦粉調製品以外は、
しんどくなっているようです。
まだ弊社は韓国から月間100コンテナー程輸入していますので、
同じグレードの小麦粉ですと、競争力を保てている状況です。
つまり、同じ1等粉同士の競争ですと通用するのですが、
日本の1.5等粉の超特値ですと負けてしまう場合があるのです。
小麦粉調製品は、ほとんど韓国勢しか残っていない状況が
続いていましたが、小麦粉のグレードの低い調製品が、
韓国以外の国から入り始めているようです。
これには正直、価格では勝てないのですが、
韓国勢は現状このグレードの小麦粉調製品をやるつもりは無いようです。
ですので、大進としては、これからも
小麦粉の品質の良さで販売していくしかないでしょう。
また、大進にしかない特等粉の調製品
「シルラブレッドミックス」など特徴のある製品を
販売していこうと考えております。
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