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会長の思い出46

 2014-06-01
1988年、大阪パン組合様が斡旋するカナダの小麦粉調製品が
少しずつですが順調に伸びていました。
しかし、業務用食パンを製造卸される中型メーカー様に
韓国の小麦粉調製品が入ってきたのです。
弊社からも月間1000袋くらい納入している重要ユーザーだったのですが、
止まってしまいました。
韓国製の方が安くて物も良いという事でした。

これには脅威を感じ、韓国の物も調べなくてはならないと思ったのでした。
そして調べて見つけたのが、大手商社が扱うものでした。
その大手商社が大手菓子メーカに入れているのを突き止めたのです。
その大手商社はダミー会社を使って韓国調製品を扱っていました。
大手商社が大手を振って扱えなかったのです。
政府や製粉メーカーとの関係で公にできなかったのです。
しかし、その小麦粉調製品に押されている判のダミー会社の住所が
その大手商社の大阪支店と同じ住所だったのです。

その大手商社は40年も取引のある弊社の重要仕入先でした。
そして弊社の社長(父)は、そこの部長や課長とよく付き合いをしていましたので
この情報を伝えたのでした。

社長は即その会社の課長と連絡を取り、その夜食事をする事になりました。
和気あいあいと会食が進んでいたのですが、
社長が私に韓国の調製品の話をするように言いましたので、
説明すると、その課長は突然態度が変わって
「そんなもの知らん。そんなもの扱った事がない。」と言い出したのです。
私が「でもその韓国の小麦粉調製品を扱っている
日本トレーディングの住所が御社の住所と同じですよ。」と言いますと、
その課長は激怒して「お前らはスパイみたいな事をするのか。」
と言って帰ってしまったのです。
弊社はその大手商社から買う方だったのですが、
その課長はこちらが接待する方でした。
それなのにこの態度、この仕打ちなのかと一瞬怒りを覚えたのですが、
売ってやっているという感覚しかない大企業の人なのだから仕方がないと思ったのです。

こういう事はよくあったのですが、こんな時はいつも
自分に力が無いからこんな目に合うのだ、自分に力をつけるしかない、
と言い聞かせるのでした。
でも、この当時は人は叩かれて強くなるみたいな感覚があって
上の立場で叩く人も、弱い人を叩いて鍛えてやっているという
曲がった感じもあったような気もします。

当然、うちの社長は激怒していましたが、
そのお陰で大手を通さず韓国と直接できるようになって
力をつける事が出来たのですから、
やはりこの課長には感謝しなければならないのでしょう。
この課長とは会う事がなくなり、この商社との取引もなくなってしまうのですが。

とにかくこの時、韓国のメーカーを探し出して、直接取引きしようと決心したのでした。
 
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Author:㈱大進
小麦粉調製品、砂糖調製品などを取り扱っている大進です。
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