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会長の思い出35

 2013-07-01
1985年、週に1~2回彼女の家に行っていましたが、
いつも森川さんが「店は閉めときますさかい、早よ行っとおみやす。」
と後押ししてくれるので行くという感じでした。

それまで、長年家庭的な雰囲気に触れることが全くなかったので、
家庭的な温かさというものはすごく嬉しいものでしたし、
彼女と一緒にいる時は楽しかったのですが、
それより、仕事を何とかしなければいけない
という思いの方が強かったので、
だらだらと半年くらいの時が経っていました。

その間、彼女と一緒に船場の現金問屋に仕入に行こうという事になり、
昼2時に現地で会う約束をしたのですが、
お客様の所で時間が掛かってしまい、
着いたのが4時を過ぎてしまいました。
当時は携帯やポケットベルも無い頃でしたから、連絡もできず、
絶対に帰ってしまっていないだろうと思っていましたが、
着くと、彼女は待っていてくれて、
自分も実家のパン屋の支店を任されていて忙しいのに
怒っている風でもなく「忙しかったんですね。」と言ってくれて
すごく愛おしく思えたのでした。

その年の5月、父が「だらだらと煮え切らんような事やっとらんと
ええ思たら早よ結婚せんか。」と怒り出したのです。
今考えると自分でもその時の自分に腹が立つくらい
何しとったんかなあと思うくらいなのですが・・・。
私もこのままではいけないと感じてはいたのですが、
その当時、仕事がどん底でしたから、自信が無かったのでした。

粉屋の大進の方は昨年売り上げが下がり、
新しい事をやって向上させるのに必死でしたし、
ショップの方は私が昼間抜けるようになって売り上げが半減し、
私が支払いをしていましたので、資金繰りが回らずに、
学生の頃から商売で貯めてきた自分のお金を支払いに当て
全然お金が無くなっていました。
この時、父が言っていた「個人の金なんて仕事で使ったらちっぽけなもんや。」
という事を身を持って体験したのでした。

ゴルフショップの方は一時のブームが過ぎて、
メーカーは新製品を作ると注文していないのに
送り込んでくるというやり方をしていました。
注文していないからと断ると、
「販売店の看板を下ろす事になります」と脅す始末でした。
それで在庫が膨らんだことが資金繰りを圧迫している要因でした。

とにかく、仕事は行き詰っているし、お金は無いしで、大スランプの状況ですから、
父にも結婚なんて無理やわ、と言ったところ、
「お前はほんまにアホやな。俺なんか結婚した時、もっと何も無かったわ。
ほんまに惚れたら、この人と一緒に苦労して生きたいと思うもんや。
女房が最高の協力者、パートナーになるんや。また、結婚したらそうならなあかん。
そやから、お前は何にでも真剣みが無い言うんや!」
と、またいつものように怒鳴ります。
言う意味は分かるけど、時代が違うわと思うのですが、
また何が何だかわからないという状況になってしまいました。

しかし、彼女には私の全てをさらけ出していましたし、
その上で付き合ってくれているのですから、今の私でもいいという事なのか
なんて考えながら、ようし、腹を決めて告白してみよう、と考えたのでした。
すると彼女と一緒に暮らして一緒に商売をしていけたら
どんなに楽しくて嬉しいかなあなんて考えるとウキウキしてくるのでした。
 
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Author:㈱大進
小麦粉調製品、砂糖調製品などを取り扱っている大進です。
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