会長の思い出8
2011-02-01
弊社は2月16日~19日に幕張メッセで開催される「モバックショウ」に出展いたします。新開発のプレミックスを使ったホットケーキやマフィン、ドーナツなどの試食、
ミラクルストローシッパーの試飲会をする予定です。
また、ブースにディスプレイするナノコーティング天板のセミナーも行います。
皆様のご期待に沿える様な内容を考えておりますので、お時間のある方はぜひお越し下さい。
大学に入った私は同窓の友人と商売をする様になりました。
土井勝のお料理の本や包丁を町内会や婦人会でサンプルの回覧をしてもらい
注文を取るという方法で阪神間をずっと回っていたのですが、結構注文が取れたのでした。
丁度そこに父がショッピングセンターを作り、食品や食器、ギフトなどを販売していましたので
それを私の作った販売ルートで売ったのです。
商品の写真を取り、アルバムに貼って注文タグを付けて
町内会、婦人会、マンションの管理組合などで販売すると、よく注文が取れました。
中には婦人会が集会場などで展示即売会を開いてくれたり、団体で店に買いに来てくれたりと
婦人会の女性はよく協力してくれました。
そして私はショッピングセンターの責任者として会社に入る事になったのです。
私も商売が面白くなり、販路も会社や工場に広げ、
そういったところの組合などで職域販売をしてもらえるようになりましたので、
もう私の思うように商売ができるという風な錯覚をしてしまっていたのでした。
しかし、父は外に行って販売する事を反対していたのでした。
もっとお客様に店に来てもらえる様に商売を考えろと言うのでした。
外に行くと経費もかかるし、お客様にどんどん来てもらえるようにすると
経費がかからず店も賑わうと言うのです。
でも、相変わらず店はガラの悪いお客さんが多いし、
外に売りに行くと確実に注文が取れるので、私は中々商売のやり方を変えなかったのでした。
すると父は徹底的に怒る様になり、店の中で陳列を変えたり、
私が店から出られないような状況にしたのでした。
そこで私は「こんなガラの悪い、周りに人の歩いていない立地の悪いところで商売をするのは嫌だ!」
と言ったのですが、父は「ここで成功したらどこへ行っても成功するんや。」と言って聞いてくれません。
その場所から離れられない理由もありましたから、父の言う事を聞いてやる事にしました。
父は言い出したら聞かないところがあり、
反対すると余計に自分でいろいろやり出しておかしくなってしまうので、
父の会社にいてやる以上は言う事を聞いてやらないと仕事が出来ないと言う状況でした。
それから、お客様が来てくれるように手を変え品を変えいろいろ苦労したのですが、
結局、何とか売ろうとすればする程、父と同じ様にガラの悪い人たちに売れる様な
商品や商売になっていったのでした。
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